1. JavaScriptはどこに書く?
JavaScript(略してJS)は、HTMLの中の <script> タグの中に書きます。場所は </body> の直前が定番です。
<body>
<h1>JSの練習</h1>
<script>
// ここにJavaScriptを書く
</script>
</body>
// から始まる行はコメント(メモ書き)で、実行されません。そして大事な言葉を一つ: <script> と </script> のあいだのことを、この先の説明では「script の中」と呼びます。
- VS Code で
web-renshuフォルダを開くStep 2 授業2「VS Codeをはじめる」の4章と同じ手順です。 js-renshu.htmlを作る「新しいファイル」アイコン → 名前をjs-renshu.htmlにして Enter。- ひな形と script タグを書く半角の
!+ Tab でひな形を出し、</body>の直前に、上の見本のとおり<h1>と<script></script>を書きます。これで準備完了です。
2. console.log ― プログラムのつぶやき
最初の命令は console.log()。「コンソールに文字を出す」という命令です。コンソールは、Step 2 の授業5「ブラウザと開発者ツール」の発展でちらっと見た、開発者ツール(F12)の中にあります。
- script の中 (=
<script>と</script>のあいだ) に、次の1行を書く1章で書いた// ここにJavaScriptを書くの下の行でOKです。console.log("やっほー!");文字は"(半角のダブルクォート)で囲みます。最後の;(セミコロン)は「ここで文おわり」の印です。 - Ctrl + S で保存して、Go Live でページをブラウザに表示する(Go Live の場所を忘れたら Step 2 授業2の5章へ)。ページの画面には「JSの練習」の見出しだけで、やっほー!は出ません。それで正解です。
- F12 を押して開発者ツールを開き、上に並ぶタブから「コンソール (Console)」をクリックするそこに「やっほー!」が出ていたら大成功。あなたは今、はじめてプログラムに命令を出しました。
> の印のところ)をクリックして console.log("テスト") と打ち、Enter を押すと、その場で実行されます。ファイルに書く方法 (残る) と、コンソールに打つ方法 (その場かぎりの実験用)、両方知っておくと便利です。3. alert ― 画面に出てくるメッセージ
もう1つ、見た目が派手な命令も試しましょう。script の中の、さっきの console.log の行の下に、次の1行を足して Ctrl + S で保存します。
alert("こんにちは!");
保存するとブラウザが自動で読み直され、その瞬間にメッセージの小窓(ダイアログ)が飛び出します。console.log との違いは「誰に見せるか」です。alert は使う人に、console.log は作る人(自分)に向けたメッセージです。
4. やってみよう ― ボタンで動かす
いよいよ今日のメイン。「ページを開いた瞬間」ではなく「ボタンを押したとき」に動くようにします。
- ボタンを置く
<body>の中、<script>タグより上に、次の1行を書きます。<button id="aisatsu-btn">あいさつする</button>
id="..."は「この部品だけの名前」です。クラス(みんなで使う名札)と違って、idは1ページに1つだけです。 - 「ボタンが押されたら」を書くscript の中に、次の3行を書きます。(2〜3章で書いた console.log や alert の行は、もう消してOKです)
var btn = document.getElementById("aisatsu-btn"); btn.addEventListener("click", function () { alert("ボタンが押されました!"); });意味はこうです。「aisatsu-btnという名前の部品を探してきて(1行目)、それがクリックされたら(2行目)、メッセージを出してね(3行目)」。 - Ctrl + S で保存して、ブラウザに出てきた「あいさつする」ボタンをクリックするメッセージの小窓が出たら完成です! 何度でも押せます。
- メッセージの文を自分の好きな言葉に変えて、もう一度動かしてみましょう。
動いたら、スタッフに見せてください。この「部品を探す → きっかけを待つ → 動かす」が、Step 3 全体で繰り返し出てくる基本の形です。
5. エラーが出たら ― おめでとうございます
動かないときは、コンソール(F12)に赤い文字が出ていないか見てください。それがエラーメッセージ、つまり「コンピュータからのヒント」です。
Uncaught SyntaxError… 書き方の間違い。"や;、かっこの閉じ忘れが多いです。... is null… 部品が見つからない。idの名前が、HTML側とJS側でぴったり同じか確かめましょう(大文字小文字も区別されます)。- エラーの右端に出る「js-renshu.html:7」のような表示は「7行目あたりが怪しい」という意味です。
エラーは失敗ではなく、プログラミング学習の通常運転です。「赤い文字を読む → 行番号を見る → 直して保存」の流れに慣れていきましょう。
発展チャレンジ(慣れている方・A型の方向け)
- JSを別ファイルに分けてみましょう。
main.jsを作って script の中身を引っこし、HTML側は<script src="main.js"></script>にします。CSSの style.css と同じ「分業」の考え方です。 - ボタンを2つに増やして、それぞれ違うメッセージを出してみましょう。idの付け方がポイントです。
console.log(1 + 1)、console.log("あ" + "い")など、いろいろな「計算」をつぶやかせて、数字と文字で+の意味がどう変わるか観察してみましょう。