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STEP 2 | 授業 4/7

はじめてのCSS

HTMLで骨組みができたら、次は「内装」です。CSSを使うと、色・文字の大きさ・余白が自分の思い通りに変わります。ページの印象がガラッと変わる、楽しい授業です。

この授業のゴール CSSファイルをHTMLにつないで、色・大きさ・余白を自分で変えられるようになる。

1. CSSの仕組み ― 「どこを・どうする」

CSSの文は、いつも同じ形をしています。「どこを(セレクタ)」「どうする(プロパティ: 値)」の2つだけです。

h1 {
  color: red;
}
  • h1 … どこを? → すべての h1 見出しを
  • color … 何を? → 文字の色を
  • red … どうする? → 赤にする

波かっこ { } で囲み、プロパティと値の間は :(コロン)、行の終わりは ;(セミコロン)。この3つの記号さえ守れば、CSSは怖くありません。

つまずきポイント: 記号はすべて半角です。; を忘れると、その次の行まで効かなくなります。「色が変わらない!」のときは、まず ;{ } を確認しましょう。

2. CSSファイルをHTMLにつなぐ

  1. style.css という新しいファイルを作るweb-renshu フォルダの中に作ります。拡張子は .css です。
  2. HTMLの <head> の中に1行たす授業3「はじめてのHTML」の最後に作った suki.html(好きなものリスト)を開いて、</head> の直前にこれを書きます。
    <link rel="stylesheet" href="style.css">
    「style.css という内装の指示書を使います」という意味です。
  3. つながったか実験するstyle.cssh1 { color: red; } と書いて保存。ブラウザの見出しが赤くなれば、つながっています。

3. 色を変える

色の指定には2つの書き方があります。ここから先のCSSコードは、すべて style.css に書き足していきます (書いたら Ctrl + S で保存 → ブラウザで確認、はHTMLと同じです)。

h1 {
  color: tomato;            /* ① 色の名前で */
  background-color: #fff8e1; /* ② カラーコードで */
}
  • color は文字の色、background-color は背景の色です。
  • ① 色の名前: redbluetomatogold など、140種類くらい使えます。
  • ② カラーコード: # で始まる6けたの英数字で、約1,678万色を正確に指定できます。プロは主にこちらを使います。
  • /* ... */ はコメント(メモ書き)で、画面には影響しません。
ヒント: 「カラーピッカー」と検索すると、好きな色のカラーコードを調べられる道具が出てきます。VS Code でも、CSSの色の左に出る小さな四角をクリックすると色を選べます。

4. 文字の大きさと余白

見やすいページの秘密は、色よりも「大きさと余白」にあります。

p {
  font-size: 18px;     /* 文字の大きさ */
  line-height: 1.8;    /* 行と行の間隔(1.8倍) */
  margin: 16px;        /* 外側の余白 */
  padding: 16px;       /* 内側の余白 */
}
  • px(ピクセル)は画面の点の数です。16px が標準くらい。
  • margin と padding のちがいは、額縁で考えます。padding は「絵と額縁のあいだ」(内側)、margin は「額縁と壁のあいだ」(外側)。
  • 背景色をつけると、padding の効果が見えやすくなります。background-color と一緒に実験してみましょう。

5. クラス ― ねらった場所だけ変える

p { ... } と書くと、すべての段落が変わってしまいます。「この段落だけ変えたい」ときは、HTML側にクラス(名札)をつけます。

HTML側:  <p class="taisetsu">ここが大事です</p>

CSS側:   .taisetsu {
           color: crimson;
           font-weight: bold;   /* 太字 */
         }
  • HTMLの class="名前" が名札、CSSの .名前(先頭にピリオド)がその名札への指示です。
  • 同じクラスは何か所でも使えます。「大事なところは全部 taisetsu」のように使い回せるのが便利なところです。

6. やってみよう ― 「好きなものリスト」に内装工事

やってみよう

授業3「はじめてのHTML」で作った suki.html(好きなものリスト)を、CSSで飾ります。まずは下の完成見本とそっくりに仕上げて、できたら色を自分の好きな色に変えてみましょう。

完成見本: クリーム色の背景に、オレンジの中央寄せ見出し、緑の小見出し、白いカードで目立たせた1行があるページ

  1. style.css をつないで、ページ全体に背景色をつける。
    見本の色: body { background-color: #fffbe9; }(うすいクリーム色)
  2. 見出し(h1)を、オレンジ + 中央寄せにする。
    見本の色: h1 { color: #d2691e; text-align: center; }
  3. 小見出し(h2)を緑(#2e7d52)にして、リストの行間を line-height: 2.0; でゆったりさせる。
  4. 一番見てほしい1行に class="taisetsu" をつけて、.taisetsu { color: #c0392b; font-weight: bold; } で目立たせる。
  5. 見本どおりにできたら、好きな色に変えてアレンジし、ビフォー(CSSなし)とアフターを見比べて、スタッフに「どこを変えたか」を説明する。
コード全体の答え: suki-mihon.html (見本・答え) ― VS Codeで開く(またはブラウザで右クリック →「ページのソース表示」)と、CSSの全文が見られます。行きづまったら、答えと自分のコードを見比べて、ちがう場所を探しましょう。「間違い探し」も大事なデバッグ練習です。

発展チャレンジ(慣れている方・A型の方向け)

発展チャレンジ
  • border-radius(角を丸くする)と box-shadow(影をつける)を調べて、段落を「カード」のような見た目にしてみましょう。今ふうのデザインの定番技です。
  • display: flex; を親要素につけると、中の要素が横に並びます。リストを横並びのメニューにしてみましょう。これは Flexbox(フレックスボックス)という配置の仕組みの入り口で、Step 4 でも活躍します。
  • Google Fonts(無料のWebフォント集)から好きな書体を1つ選んで、ページに適用してみましょう。「Google Fonts 使い方」で検索すると手順が見つかります。

できたチェック